

なぜ日本人は英語習得に苦戦するのか?
「英語を話せるようになりたい」と一度でも願ったことのある人は、こんな疑問を抱えたことがあると思います。
私も以前は「世界中の大半の人々は英語を話せるのに、なんで自分は話せないの?こんなに習得に苦労しているの?」と悩んでいました。
少し言語学に関する難しいお話になりますが、「英語学習」の苦手意識を拭う為の第一歩と思ってお付き合いください。
なぜ多くの日本人は英語に苦手意識を抱えているのか?
日本では中学高校と義務教育の中で6年間フルで英語を学んでいます。場合によっては大学まで英語を専攻していたのに話せない、という方もいらっしゃいます。更に、2020年4月からは小学校でも必修科目として導入され、2018年から事前に移行措置がとられてきました。こんなにも長い間英語を勉強するのに、日本人はこんなにも ”英語を話すこと” への苦手意識を拭えないのでしょうか?
そこには、”言葉の系統(語族)の違い” が深く関係してきているんです。
言葉の系統(語族)の違い
詳細をお伝えすると長くなるので簡単に言うと、英語と日本語は属している言葉の「種族」が違うということです。
例えば英語は「インド・ヨーロッパ語族」、日本語は「日本語族」に分類されています。日本語に関しては、そのまんまですよね。笑
「インド・ヨーロッパ族」は世界最大の語族(100ヶ国語以上の言語が属している)であるのに対し、「日本語族」に属しているのは私たちの話す日本語と沖縄の琉球語だけという明らかな規模の違いがあります。いわば、日本語は世界的に見ると「離れ小島の珍しい言語」なんです。
また、「同じ語族」に属している言語を習得するのは比較的簡単であると言われています。つまり、母国語として似たような言語を話しているスペイン、イタリア、ドイツ、フランスなど多数の国の人々があまり苦労せずに英語を話せるようになるのに対し、私たち日本人が英語学習に苦労するのは、言語の歴史を元に考えると当然なことなんです。
具体的にどう違うの?
そもそも日本語は「ひらがな・カタカナ・漢字」で構成されている一方で、英語は「アルファベット」のみ。文法に関しては日本語はSOV「主語(S)+目的語(O)+述語(V) 例:私は一杯の水を飲みます」という並びなのに対し、英語はSVO「主語(S)+述語(V)+目的語(O) 例:I drink a cup of water.」という構成で文章は成り立っています。しかも、SOV(日本語の方)という並びで文章を構成する言語は、世界の数ある言語の中でも少数派といわれています。
こういった理由から、そもそも ”世界的に希少な特徴をもつ日本語を話す私たちが、英語を話すようになること” 自体が、かなり難易度の高いことだということなんです。
あなたが「英語を話すことは難しい」と思っていたのは、あなたに才能がないわけでもなく、劣等生だからでもなく、”英語とは全くつくりの異なる、日本語を母国語としているから難しく感じるだけ” だということ。
留学中の経験談
オーストラリア留学していたときに興味深い経験をしたのですが、英語をネイティブとする友人から「日本人だから当たり前のことなんだけど、日本語を話せるって本当にすごいよね。TOKYOのファッションが好きで日本語を勉強しようとしてみたことがあるけど、難しすぎて諦めちゃった。一生かかっても無理だって思っちゃったもん。」って逆に言われたことがあるんです。ちなみにその友人は、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語も話せるマルチリンガルで、どちらかというと新しい言語を習得するのは好きと言ってたのに、です。後になって、「第二言語習得のときに感じる難易度には、言語系統って関係しているんだな」って気づきました。
じゃあ日本人は一生英語を習得できないの?
ここまで、”できない理由” と ”いかに英語が日本人にとって難しいか” について話してきて、「絶望させるつもり?」と思った方もいらっしゃると思います。
結論を言うと、「習得できます」
インド・ヨーロッパ語族の言葉を母国語として話す人々より、少し時間はかかるのは事実ですが、練習すれば絶対に話せるようになります。ただ世界的にみると日本人にとっては難易度の高い言語なので、勉強方法を間違えるといくら継続しても身につかないし、結果もでない。ましてやスラスラ話せるようにもならない。と最悪の負のループに陥ることになります。
誤った勉強法のせいで何度も挫折を味わってきた私が声を大にして言いたいこと。それは、ひたすら机に向かって、高得点をとるためだけの英語学習は今すぐやめてください。本当に英語を話せるようになりたいと思うのなら、そんな方法は一番の遠回りになります。より一層、英語嫌いに拍車をかけるだけなんです。
また、留学をしたら絶対に身につくということでもないのです。「英語を話す環境に身を置いて強硬手段で習得」ということを目標とするなら、最低3年以上は必要になると思います。そんなことしなくても、日本にいたまま英語を話せるようになる方法があるんです。
現に「元々、英語のネイティブスピーカーではないのに、不自由なく英語を話せる」という日本人は、私を含め沢山います。ちなみに私は3ヶ月間しか留学を経験していませんし、留学先で英語力を身につけるためにしていたことは、結局日本でも簡単にできることでした。
でもひとつ言えることは、「楽しみながら、だけど本気で!」と思っている方でないと、身につけるのは難しいということ。
先ほどお伝えしたように、そもそも ”私たち日本人には難しく感じてしまう” 特性があるのに、「なんとなく♪」で身につくものではないと思っています。だから聞き流してしまう「垂れ流し学習」は私に合っていなかったんだと経験上学びました。厳密に言うと、学習法によっては垂れ流し用教材の利用でも身につくかも知れませんが、何も意識せず「ただ流しっぱなしにするだけ」なら間違いなく英語を話せるようにはなれません。
「では具体的どうやって、超初心者レベルから、ペラペラ話せるようになったのか。」
詳しくは次の投稿で公開予定です♪
ではまた★